プロペシア

プロペシアで肝臓(肝機能)数値が悪くなる!?原因と対策をシェア!

高い育毛効果で話題のプロペシアですが、「服用すると肝機能が低下する」といった噂があることをご存知でしょうか。

そもそもプロペシアに限らず内服薬は肝臓で代謝されることで効果を発揮します。
そのため内服薬を飲むと、少なからず肝臓へ負担をかけることになります。

ですが、この負担が大きければ薬物性肝障害といった病気が引き起こされることになります。

噂どおりプロペシアには肝機能を低下するという副作用があるのか、そして万一肝機能に障害が起きた際はどうすればよいか、調べてみました。

あなたの健康を守るために、プロペシアを服用する前に必ず目を通しておいてください。

肝臓の主なはたらきを知っておこう!

最初に内服薬を代謝する肝臓のはたらきについて知っておきましょう。

肝臓は体内にあるあらゆる臓器の中でも、特にたくさんの機能をもっている臓器です。そのなかでも特に、代謝、解毒、胆汁の生成・分泌というのが大きな働きです。

代謝とは食物から摂取した栄養を用途に合わせて変換して、体でうまく働く形にすることです。

解毒は、体内に取り込んでしまった有害物質を水溶性物質に変えて体外へ排出する作用のこと。

そして胆汁とは脂肪の消化吸収に使われる液体で有害物質を体外へ排出する時にも使われます。肝臓ではこの胆汁を1日に600~800ml生成しています。

このように、肝臓は毎日かなり働いているです。

プロペシアと肝臓の密接な関係とは?

人間は摂取したものを全て肝臓で代謝します。当然、内服薬であるプロペシアの有効成分フィナステリドも肝臓で代謝され、血液にのって頭部まで運ばれます。

使用成績調査では肝機能障害報告あり

プロペシアでは、使用成績調査という試験が実施されています。

この調査は市販後に行われるもので、販売前の治験では得られなかった作用・副作用に関する情報収集を目的としています。

プロペシアを実際に使った943人に対して行われた使用成績調査では、全体の0.2%にあたる2名に肝機能障害の副作用が確認されました。

臨床試験ではALT(GPT)値の情報報告あり

一方、プロペシアの臨床試験では肝機能障害は認められませんでした。その代わり、ALT(GPT)値の上昇がみられました。

ALT(GPT)とは細胞内で作られる酵素で、そのほとんどが肝細胞に存在しています。特にアミノ酸やエネルギーが体内で代謝されるときに重要な働きをします。

肝機能に障害があるとALTが血液中に流れだすため、血液中のALT値が上昇します。ALT(GPT)が31 IU/L以上になると、肝細胞が障害を受けていると診断されます。

総合的に考えると肝機能障害の可能性はある

これらの結果から見えてくることは、プロペシアを服用すると肝機能障害が起こる可能性が「ある」ということです。

気になる場合には必ず医師に相談してからプロペシアを服用するようにしてください。

最近ではプロペシアを個人輸入して服用される方がいるようですが、医師の処方や診察を受けずに服用することは大変危険です。

取り返しのつかないことになる可能性があるので絶対にやめておきましょう。

プロペシアによる肝機能異常の対処法

プロペシアによって肝機能に異常が起こった場合、血液検査でAST(GOT)値、ALT(GPT)値、γ-GTP値の上昇を指摘されるでしょう。

プロペシアはそもそも医師処方薬なので、血液検査の結果が悪かった場合はすぐに処方を受けた医師に相談してください。

プロペシアの説明書にも重大な副作用として

「肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと」と記載されていますし、AST(GOT)値、ALT(GPT)値、γ-GTP値の上昇時には「投与を中止するなど適切な処置を行うこと」

と書かれています。

何か異常が見られた際は、すぐに服用を中止し、専門医に相談することが大切です。

医師からの指示があった場合はもちろんのこと、健康診断の血液検査で正常値からズレていたら、プロペシアの中止を検討しましょう。

AGAクリニックで処方してもらっておけば安心

プロペシアは医師処方薬なので、薬局やドラッグストアでは購入できません。

インターネットで探せば海外のプロペシアを個人輸入することも可能ではありますが、これは危険な行為なので手を出さないようにしてください。

必ず医師から処方してもらいましょう。特にAGA治療を専門に行っているクリニックで処方してもらうと安心です。

こういったクリニックでは、プロペシアの効果や副作用を熟知している専門の医師が診察のうえ処方してくれるからです。

中には処方前に血液検査が必須となっているクリニックや、服用後の定期的な血液検査を行っているクリニックもあります。

プロペシアの使用によって肝臓に大きな負担がかかっていたとしても、定期検査があればすぐに異常に気付くことができるので安心です。

個人輸入でプロペシアを購入したときのリスク

個人輸入で取り扱われているプロペシアの約4割は、偽造品だとも言われます。

日本国内でED治療薬を製造・販売している製薬会社4社が個人輸入代行業者のWebサイトから購入した医薬品を鑑定調査した結果、この数字が出たそうです。

偽造品は品質管理も行われていない粗悪な環境で、いい加減に製造されています。

しかも、個人輸入代行業者の9割以上は医薬品医療機器法(旧薬事法)違反を行っている違法業者だというデータもあります。

偽造品はコストをかけず、個人輸入代行業者がぼろ儲けするためだけのものなのです。偽造品を服用して死亡したケースもあるので、安易に利用してはいけません。

個人輸入代行業者での医薬品購入については、厚生労働省からも注意喚起されています。

また、偽造品であった場合、成分が不確かなので何かしらの異変が起きた時にも医師が適切な対処を行うことができません。

プロペシアを服用するなら肝機能を整えておこう

プロペシアを服用すると、大小はあれど、肝臓に対して負担を与えてしまうことは事実です。

健康を害さずプロペシアを服用するためには、普通の人よりも肝臓を大事にした生活を送る必要があります。

下記のような行動は肝臓に負担をかけるので注意してください。

飲酒

飲酒も肝臓に負担を与えます。お酒が好きな方にとってはいきなりお酒を断つことは難しいかもしれません。

そんな場合は週に2日ほど飲酒を控える休肝日を設け、肝臓を休ませるようにしてください。

なお、飲酒と同じタイミングでプロペシアを服用すると肝臓に大きな負担がかかるので、晩酌をする人は朝食後に服用するようにしてください。

カロリーの高い食事

カロリー摂取過多は、脂肪肝という症状を引き起こしてしまいます。脂肪肝とは肝臓の3割以上が脂肪化してしまうことで、肝機能が低下します。

高カロリー、高脂肪の食事を避け、栄養のある食生活をしましょう。

肝機能の向上を促すビタミンや、解毒機能を向上させるタンパク質と食物繊維は積極的に摂取しましょう。特にビタミンとタンパク質は、髪の生成にも良い影響をもたらします。

運動不足

肝臓は有酸素運動で脂肪を燃焼し、機能を回復させることができます。

また、筋肉は肝臓の代わりを務めることもあるので、しっかり運動で筋肉を鍛えておくことも大切です。

有酸素運動を行うと体中の血流が良くなるので、プロペシアの有効成分が頭皮に届きやすくもなります。

睡眠不足

肝臓が疲れていると機能が低下します。

しっかり睡眠をとることで肝臓の疲労が回復されるので、毎日規則正しく睡眠時間を確保してください。

睡眠は髪の成長も促します。

ストレス

肝臓は精神的なストレスの影響も受けます。

肉体が疲れていなくても、ストレスだけで肝臓の状態が悪化してしまうこともあります。

有酸素運動でストレスを発散するのがベストですが、自分なりのリラックス方法をみつけてできるだけストレスを溜めないようにしましょう。

喫煙

タバコに含まれているニコチンは、肝臓によって解毒されます。つまり、タバコを吸うと肝臓に負担がかかるのです。

喫煙習慣のない人と、普段から喫煙する人では負担の量が大きく変わるので、できるだけ禁煙するようにしてください。

タバコは頭皮にも悪影響をもたらしますので、本気で薄毛対策をしたいなら禁煙も必須です。

肝臓が弱い人の薄毛対策

上記のような点に気を付けていても、肝臓が弱っている人もいます。

そんな方はプロペシアのような医療品を服用して肝臓に負担をかけるのではなく、下記のような方法で薄毛対策を行いましょう。

育毛サプリメント

プロペシアと同じ治療効果を持つ、ノコギリヤシという成分が配合されたサプリメントを使用してみましょう。

サプリメントの多くは副作用のリスクが少ないので、安心して使うことができます。

ただし、いくらサプリメントといっても、過剰に摂取すると肝臓に大きな負担をかけてしまいます。必ず使用上の注意に添って、摂取するようにしてください。

育毛剤・育毛シャンプー

育毛剤や育毛シャンプーで薄毛を改善する方法もあります。こういった外用薬は頭皮の免疫力で有効成分の吸収を弱めるため、肝臓に負担をかけません。

内服薬よりは効果が弱いですが、こういったものを使って頭皮自体の環境を良くすることも薄毛対策においては重要です。

育毛メソセラピー

育毛メソセラピーはAGA専門クリニックで行われている、注射などで頭部に有効成分を注入する治療です。

この方法であれば肝臓に負担をかけず、しっかりとした発毛効果を実感することができます。

料金は一回7万円程度と少し高めですが、クリニックによって変動があります。

まとめ

プロペシアは肝臓で代謝されることによって、抜け毛を抑制するなどの作用を発揮します。そのため肝臓に負担をかけてしまいます。

使用成績調査によるとプロペシアの副作用で肝機能障害が発生するのは0.2%という確率で、決して高いわけではありません。

しかし肝臓に負担になることは間違いないので、必ず医師の処方を受け、不安を解消してから服用するようにしてください。

肝機能を向上させるために、生活習慣に気を付けることも大切です。